INDIVIDUAL ELEVENSのリハでした。

9/14はINDIVIDUAL ELEVENSのリハでした!
阿形隊のメンバーと本番を想定したリハで、細かい段取りを確認。
本番に向けてチームで音を重ねていく時間は本当に刺激的でした。

前回のリハではコンデンサーマイクで挑んだものの、琵琶の音がまったく聞こえずw
今回はアコースティックギター用マイクとプリアンプをそろえたので、しっかり音が出ました。
(この時点でまだ試行錯誤してるって大丈夫なのか!?w)
機材もアナログとデジタルをつないでいたので、ノイズが出ちゃってw
犯人はボスコンでした。
(そもそも琵琶で歪んでいるのにさらに歪ませようとするやつw)

琵琶の音をマイクに通した時点で琵琶の音ではないので、できるだけ琵琶に近い音にしないといかんのにボスコンチョイスは血迷ったのか、わたしはw
しばらくボスコンはお留守番してもらおw

ZOOMがあればマフィンリバーブいらんかもしれん。
結局リハでもZOOMだけやったし…。
猫ディレイは発注したので、薄くかけようかな…
また猫ディレイが来てから調整します。


この日ようやく琵琶の音がメンバーに共有できたのですが、作ってきたフレーズは一旦却下にw

琵琶を想定していない曲なので、弾法を入れるとすべてがかき消されてしまうのです。
当日はニッチなフレーズを弾くことになったのですが、最初は「それなら琵琶じゃなくてもいいのでは?」と思ったりもしたけど、でも初めて琵琶を聴く人が多いライブで、いきなり弾法を弾きまくってもしっくりこないかもしれない。
逆にニッチなフレーズの方が“初めまして”の方にはいいかもしれないし、今後は琵琶を想定した曲作りになっていくので、そこから弾法を入れていけばいいかなと。

琵琶立奏用の双山ストラップも劣化で紐が切れていたのですが、中沢龍心さんのアドバイスをいただき修理&改良して立奏可能に。本番はフレーズも減ったので、パフォーマンス重視で挑むことにしました。

琵琶を立奏するのは本当に難しく、座って演奏するときと角度がまったく違うため、別の楽器を弾いているような感覚。


角度をできるだけ立てようとしてもキープができず、撥さばきも手首の角度や当たり具合が変わります。
立奏後に座って弾くと、あまりの弾きやすさに笑ってしまうほどw
とにかく琵琶、重いw

こうして振り返ると、10年目にして初心どころかゼロから挑んでいる気分。
ここにきてレベル1、産まれたてのオンギャー琵琶奏者としてこのバンドにいます。
阿形隊はライブ慣れしたプロばかり、自分はド素人。
舞台映えする体格なのは両親に感謝だねw
客席からどう見えるかを意識して動くことなど、今まで考えなかった視点にハッとさせられたし、
メンタルや立ち振る舞い、マネジメントや戦略など、一緒にいるだけで学ぶことが多いリハでした。

今でも「メンバーの足を引っ張っていないか」と気になるし、ほかの楽器と違う琵琶ならではの孤独や葛藤を感じることもあり。
「自分より上手い人なんていくらでもいるのに、なぜ自分なのか」と悩んだ時期もありました。
けれど、この仕事は“自分だから”依頼が来る。
自分にしかできない音楽を琵琶で表現していくしかないと、血反吐を吐く覚悟で自分を鼓舞しています。

こんなこと書いたら上から「プロらしくない、消せ」と怒られそうですがw
ほかのメンバーと違ってインタビュー動画もないので、ここでだけ言わせてくださいなw

もしかしたらこのブログもなくなり、日常的な投稿ができず、Xで見映えのいい投稿だけに絞ることになるかもしれません。性分ではないけれど…!
それでもコアなファンの方々が、このブログが消える前にこれを読んで、
「かっこつけて演奏してたけど、裏ではこんなこと考えてたんだ」と知ってくれたらうれしいな。
もしブログが残れば、これまで通り続けますw

そんなわけで――
攻殻機動隊 INDIVIDUAL ELEVENS のように、個性とエネルギーがぶつかり合って新しい形が生まれ始めました。
10/8のライブに向けて、さらに仕上げていきますのでお楽しみに💥

磨姫子(楽姫)

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