
前日の地震、そして台風による雨の中、会場まで足を運んでくださった皆さま、共演してくださったNABLA9さん、JAWEYEさん、スタッフの皆さま、そしてこのライブを支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
冒頭でもお話ししましたが、さまざまなことが重なり、本当にライブを開催するべきか、直前まで何度も悩みました。
それでも無事に開催でき、皆さまと同じ時間を共有できたことを、本当に嬉しく思います。
『風ノ調律』のリリースまで、レコーディング、撮影、リハーサル、打ち合わせ、ライブ演出、衣装や装飾の準備……。
改めて振り返ると、一つのアルバムを完成させることは、ただ曲を作るだけではないのだと実感しています。

私が加入した頃は、すでに楽曲はある程度完成しており、阿形隊と吽形式もそれぞれ独立した存在でした。
そこから阿形隊の楽曲に琵琶の音を重ねたり、吽形式の楽曲に楽器隊が加わったり、歌やお立ち台などの演出を取り入れたりと、少しずつ二つの世界が一つになっていきました。
そして気づけば、阿形隊と吽形式という二つの形ではなく、「七人で一つのINDIVIDUAL ELEVENS」になってきたように感じています。
もちろん、琵琶の表現についてはまだまだ試行錯誤の連続です。

だからこそ、INDIVIDUAL ELEVENSは今も成長の途中。
完成されたバンドではなく、進化し続けるバンドでありたいと思っています。
音楽だけでは表現しきれない世界観をどう届けるのか。
ライブだからこそ生まれる空気を、どう創り上げるのか。
それを考え続けることも、私たちの表現の一つです。
そして改めて感じたのは、ライブは演者だけでは完成しないということ。
会場で音を受け止め、空気を共有し、一緒にその時間を創ってくださる皆さまがいて、初めて一つの作品になります。
終演後には、たくさんの方が『風ノ調律』を手に取ってくださり、一枚一枚サインを書かせていただきました。
Instagramでも少し書きましたが、あのサインは高校一年生の頃、「絶対に音楽で生きていく」と決意して作ったものです。
芸名も、当時から変わっていません。
私にとってあのサインは、「諦めない」「夢で終わらせない」「自分の手で掴み取る」という決意の証。
そして受け取ってくださる皆さんへ、「あなたも夢を諦めないで」というエールでもあります。

1st Album『風ノ調律』は完成しました。
でも、それはゴールではありません。
むしろ、ここからが本当の始まりです。
9月25日にはデジタル配信、そして10月25日には配信記念ライブも決定しています。
INDIVIDUAL ELEVENSは、まだまだ進化を止めません。
もっと深く、もっと面白い景色を皆さんと一緒に見られるよう、これからも挑戦を続けていきます。
改めまして、6月27日に関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。
また次の宴で、お会いしましょう。
楽姫(磨姫子)

